移住者さんよりお便りを頂きました。

ニュージーランド渡航のきっかけ

今から20年前、始めてニュージーランドを旅行で訪れたとき、その静かさ、美しさにとても惹かれいつかこんな所に住めればいいなと感じました。それから日本で5年間会社に勤め、ニュージーランド滞在の夢を捨てきれず、職場結婚した主人と二人でワーキングホリデービザで1年間滞在することに決めました。

ワーホリの期間には、デューティーフリーショップ、カフェ、ワインバーでアルバイトをしながら語学学校に通いました。ワーホリの1年ではもの足らず、私と主人とそれぞれバイト先で2年間のワークビザをサポートしてもらいもうしばらく滞在することに決めました。

言葉の壁

ニュージーランド英語には強いアクセントや独特の言い回しがあり、私が今まで耳にしてきた英語とはずいぶん違いはじめは戸惑いました。ただ、私が滞在したオークランドは国際色豊かな町で、目抜き通りのクイーンストリートを歩けばありとあらゆる国の人たちとすれ違います。

人種のるつぼのオークランドではその国それぞれのなまりがあって当たり前、おのずと話す相手も聞く相手もなんとか理解しようという姿勢で会話することになります。

初めは自分の英語が通じなのではないかと恥ずかしさや心配でいっぱいでしたが、違って当たり前の社会の中で、わからないことは問題ではなく、わかろうとする姿勢が必要なんだと痛感しました。人と違うことが認められる社会、そんなニュージーランドにますます惹かれていきました。

永住権取得

ニュージー滞在3年目に長女を出産しました。日本帰国も考えましたが、この国でのびのびと子育てをしていきたいと思い、技能部門での永住権所得することを決意しました。妊娠中、出産時、産後どの段階においても母親と子供にとって不安やストレスを感じさせない社会体制にとても満足しています。

出産も病院主体ではなく担当の助産婦とともに母親の希望や意見が尊重されます。友人のように気が置けない助産婦と主人立会いのもとでの出産はかけがえのない経験となりました。

育児天国

ニュージーランドでの子育ての環境は素晴らしいと実感しています。はじめに娘を連れて行ったのがプレイグループといわれるものでしたプレイグループとは2歳から3歳ごろまでの子供とお母さんたちが集まったいわばはじめの社交の場。各エリアの教会などの公共の場所に子供たちが安全に室内、屋外の遊具や玩具で遊ぶことができる空間が用意されており、週に決まった日時にお母さん同士の交流を持つことができる集会所です。また、3歳になってからは幼稚園に通わせました。

はじめは週に2-3日午前か午後の短い時間から始まり徐々に時間を増やしていく形で、子供もゆっくり慣れることができました。

ニュージーランドでは小学校は5歳から始まりますが勉強を詰め込むような場ではなく、子供たちがのびのびと可能性を伸ばして行けるカリキュラムになっており、娘も生き生きと学校に通っています。

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